狭い部屋で練習する時のポイント

こんにちは、石倉です。

突然ですが、いつも練習するときにはどんな部屋で練習していますか?

練習するときは、なるべく広い部屋のほうが気持ちよく吹けますよね。

しかし、いつも広い部屋で練習できるとは限りません。

時には狭い部屋での練習を余儀なくされてしまうこともあります。

今回は、そんな狭い部屋で練習するときのポイントを考えてみました。

目次

無理に響きをつけようとしない

狭い部屋ではホールなどと異なり、基本的にはあまり響かないことが多いです。

そこで、僕も学生時代の頃やってしまっていたのが、普段はしない口の広さを大きくしたりして無理に響きをつけようとしてしまったこと。

狭い部屋でも、ホールで吹いたときと同じ音を目指してしまっていました。

しかし、これ、吹き方としてはかなり無理があるんです。

そもそも、ホールではないのに、狭い部屋で同じ響きを作ることは物理的に困難ですよね。

それを、同じ音を目指してしまうことで、口の中を必要以上に大きく開けてしまっていました。

この吹き方をホールでしてしまうと、無理に響きをつけた吹き方のまま響く場所で吹くことになるので、アタックもはっきりしないし、息は続かないし、とても吹きにくい。

無理に響きを作ることは、ムダな力を生んでしまいます。

ホールを意識する

じゃあ、狭い部屋で練習するときには、どうしたらムダな力が入らないのか。

答えは、ホールの中で吹いているのを想像することです。

ホールの中で吹いた時、どんな音で聴こえるのか。

どこまで音が飛んでいくのか。

今、狭い部屋で出ている音がどうなるのかを想像してみましょう。

最初はむずかしいと思いますが、想像することでムダな力をいれることなく、演奏できるようになっていきます。

狭い部屋はデメリットだけじゃない

ここまで狭い部屋のデメリットばかり書いてきましたが、実はデメリットばかりじゃないんです。

狭い部屋で練習することは、こんなメリットもあります。

自分の音をシビアに確認できる

それは、自分の音をシビアに確認できるということ。

ホールなど広い部屋では、響きがとてもいいので、多少荒削りでも良い感じに聴こえてしまいます。

しかし、狭い部屋だとすべてが鮮明に聴こえてくるので、

・アタックの瞬間の音

・タンギングした瞬間の音

・音のリリース

など、響きがない分、とても確認しやすくなります。

僕が狭い部屋で練習する際には、あえてシビアに確認し、広いところで練習したときには聴こえないものを感じ取るようにしていますよ。

おわりに

本当は広い部屋で練習したいところですが、現実問題、響かない部屋で練習することもよくありますよね。

そんなときに狭い部屋だからといってがっかりせず、狭い部屋でしかできない確認などをすると、広いところで吹いた時に、さらにレベルアップできます。

それでは、今日も楽しく練習していきましょう!

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この記事を書いた人

1999年、長野県出身。
ユーフォニアム奏者、作編曲家として活動中。

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