ユーフォテューバ四重奏(バリチュー)の吹き方

こんにちは、石倉です。

ユーフォニアムを演奏している方、ユーフォテューバ四重奏、通称バリチューという編成でアンサンブルをやったことがありますか?

もし、まだバリチューを演奏したことがないという人、まだやったことがないけど今度やる予定があるよという人、実はバリチューはユーフォニアムにとってとても楽しい編成なんです。

しかし、吹奏楽では中低音と言われている楽器だけ集まったアンサンブルのため、普通に吹くとほとんどボヤボヤしてしまって何も聞こえない…なんてことにもなりかねません。

僕も人生で1番最初にバリチューで演奏したときには、客席で聴いている人に、モワモワしててよくわからないと言われだいぶショックでした…。

今回はそんなバリチューでのユーフォニアムの吹き方について話しますが、1番大切なのはバリチューを吹く時の吹き方に演奏の仕方を変えることでした。

目次

バリチューではユーフォが旋律パート

吹奏楽、アンサンブルでは金管10重奏、金管7重奏など、ユーフォニアムが入って一緒に演奏できる編成の場合です。

ユーフォはたまーにソロがありますが、それ以外は中低音を支える役割として、オブリガート、伴奏などがほとんどですよね。

ところが、バリチューでのユーフォパートの役割は旋律パートです。
つまり、主役ということ。

普段なかなか主役になれないユーフォパートですが、バリチューでは主役になれるんです。

これが嬉しい人、自分には大変かなと思う人、いろいろだと思いますが、主役はそれなりの責任があります。

合図を出す

普段ほとんど合図を出さないユーフォニアムですが、バリチューの時に合図を出すのはユーフォニアムです。

この時ポイントなのがあまり楽器を動かさなくても大丈夫。

というのも楽器が重いので、トランペットのように楽器を思いっきり動かす合図をしてしまうと、楽器がぶれてしまい、音がぶれる原因にもなります。

僕も最初は思いっきりユーフォニアムを振って合図を出していたのですが、ある時からそんなにしっかり楽器を振らなくても合図が伝わることがわかったんです。

合図を見る側になってみるとわかるのですが、合図を出す人が思ってる以上に意図を汲み取ろうと思っているはず。
通常ブレスする時より少しだけ動くようなイメージで合図を出してみましょう。

音楽を先導する

バリチュー以外は、ユーフォニアムが音楽を先導していく場面というのかなかなかないかもしれません。

吹奏楽なのでは、先導していくというよりは支えるという役割の方が強いユーフォニアム。

しかし、バリチューではユーフォニアムが旋律パートになるため、音楽をどう持っていくのか先導していくことが大切になるんです。

 

僕は初めてバリチューを演奏した時、普段支えるということばかり考えすぎていたせいで、先導の仕方がわからなくてとても困った経験があります。

先導するのは、最初はとても苦労しましたが、
・常に自分がソロパートだと思って演奏する
・音楽をどう持っていくのか事前にしっかり考えておく
・みんなのこう持っていきたいという意見を汲み取る
ことで、少しずつ音楽を先導できるようになっていきました。

モワモワしないために音のアタックを強める

バリチューで1番気をつけなくてはいけないのは、普通に吹くととてもモワモワしてしまうという点。

普通に吹くとというのは、吹奏楽の中で演奏している時の吹き方のことです。

吹奏楽の中で吹く分にはいいのですが、バリチューは4本とも中低音のしかも菅が巻いている楽器です。

相当意識しないとモワモワしてしまいます

だから、普段のアタックが1だとしたら1.5くらいのアタックの強さでもちょうどいいくらいだと僕は考えます。

僕はずっとアタックが弱くて、バリチューの編成の時はとても困ったのをよく覚えています。
録音を何回もすることで、自分が思っている以上に強いアタックをしてもいいことに気づき、少しずつはっきりしたアタックができるようになりました。

おわりに

バリチューの演奏はユーフォニアムにとって難しいことが多いんです。

でも、少しアタックを強くしたりする工夫をすることで、ユーフォニアムの音が際立ち、演奏も楽しくなること間違いなし。

バリチューにおいてのユーフォニアムの演奏を少しずつ掴んでいきましょ。

 

それでは、今日も楽しく練習していきましょう!

 

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