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ピッチのずれがわからないときに「波」を参考にするとわかりやすかった話

こんにちは、石倉です。

僕は音楽一家に生まれたわけではなく、小学校に入る前からピアノを習ったりといった経験がありません。
もちろん音楽は好きな方でしたが、特別専門的な教育も受けていませんでした。

そのせいか、小学校のときにユーフォニアムを始めてから苦手だったのが、ピッチを合わせること。
ずれていると言われれば、そんな気がする…?くらいにしかわかりませんでした。

「そのうち慣れる」とか、「だんだんわかるようになってくる」などと言われましたが、正直なところユーフォニアムの経験年数だけ増えていくばかりで、特別できるようになることはなかったんです。

でも、ある時ピッチがずれているときの「波」を聴くことができるようになってから、ピッチを合わせるということが少しずつ分かっていったんです。

目次

ピッチのずれがわからない小学生時代

僕がユーフォニアムを始めた小学校の頃。
一人ひとりチューナーは使っていませんでした。

その代わり、キーボードの音を使って耳で合わせるというチューニング方法でやっていたんです。

しかし、当時の僕はピッチがずれていること自体全くわかりませんでした。
もちろん思いっきり半音くらい違うと自分でもわかったのですが、半音以下の違いになるといまいちよくわからず…。

先生には「もっと耳で合わせられるといいね」と言われたのですが、当時はなかなか難しかったです。

中学校でチューナーを使うように

中学校にあがると、「一人ひとりチューナーを持つように」と言われ、初めてチューナーを手にしました。

今まで耳のみでチューニングしていた僕にとっては、チューナーを見ることで視覚的にピッチがわかるようになり、とても嬉しかったのを覚えています。

 

ところが、チューナーを使えるのは個人練習のときのみで、合奏中は使えません。
まず合奏中はチューナーを見ている暇なんてないし、周りの音を拾ってしまう環境下では使えないのです。

となると、やはり耳でピッチを合わせられる方がいいことにここで気がつきます。

どうすればいいんだろう。
小学校で約3年経験してきたけど、正直できるようになった気がしない。
このまま経験だけ続けていっても難しい気がする。

正直どうすれば良いか分からず困っていました。

チューナーがなくても、ピッチの波を聴くとわかりやすい

僕がピッチのずれがわからなくて困っていた時です。
ちょうどコンクールシーズンで指導に来てくれていた先生の一言が、僕の「ピッチのずれわからない病」を救ってくれました。

それは
ピッチのずれは『波』を聴くとわかりやすい
という一言。

ここでの波とは、ピッチがずれているときに聴こえるわんわんわんと波打って聴こえる音のことです。

 

この波を確かめてみたかった僕は、キーボードで音を出しつつ、自分のユーフォニアムでも音を出してみました。

そしてわざと低めに音を吹いてみました。

すると
「わんわんわんわん」
と細かく音の波が聴こえました。

そこからだんだんピッチを上げて正しいピッチに近づけていくと、
さっきは「わんわんわんわん」という波の音が
「わーんわーんわーん」
と緩やかな波の音に

そこから少しずつピッチを上げていくと
「わーーーん」
くらいの波の音になり、最終的には波がなくなりました。

そのときチューナーを見ると、ちょうどぴったりピッチが合っているではありませんか!

 

これが、ピッチのずれがわかることに気づいた瞬間です。
一度わかってからは少しずつですが、チューナーを見なくてもピッチを合わせるコツを、つかめるようになってきました。

おわりに

「感覚でできるようになる」「やっていればできるようになる」

もちろんこれも大切なこと。

でも僕の場合は先生の一言からピッチのずれがわかるようになりました。

ピッチのずれをつかむのは最初は大変かもしれませんが、ずれの「波」を聴くことができると、一気に簡単に思えるかもしれませんよ。

 

それでは、今日も楽しく練習していきましょう!

 

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