こんにちは、石倉です。
音楽をやっていると、時々「きつい言葉」に出会います。
例えば合奏中、指揮者から当てられて上手く吹けなくてきつい言葉をかけられること、ありますよね。
僕が合奏中経験したぐさっときた言葉は、「君、何年生?」という言葉。
もちろん悪い意味でです。
大学生の頃、指揮者の指示がよく聞こえず、間違った箇所を吹いてしまったんです。
それをミスだと思われ、下の学年ならしょうがないけど流石に2.3年じゃないよね?という意味を含んだ嫌な言い方でした。
その他にも高校生の頃、ソロが上手くいかなくて、ソロを吹き終わった後に、「ソロがなあ…」とボソッと言われたり。
もちろんこれらは、音楽をよくしたいと思っていってくれています。(そう信じたい)
でも、そのまんま受け取ったら自分は傷つくし、傷ついた分楽器の音にも影響は出ますよね?
それって音楽にとっても自分にとってもとてもストレスがかかること。
だから僕は、言葉を受け取るときに、自分自身で受け取り方を変えてみました。
そしたら、驚くほどストレスがぐっと減ったんです。
相手が伝えたいことを見極める
本当はみんながみんな相手のことを考えて言葉を発せられるのがいいですよね。
でも、現実問題そう簡単にはいきません。
単純に普段から言葉遣いが悪い人もいるし、どんなに相手のことを思って言ったところで、人を傷つけてしまうことだってあります。
だから大切なのは相手が伝えたいことを見極める力。
例えば、僕が過去に言われた「ソロがなあ…」の一言。
普通に言われた通り受け取ると、ソロがダメだ、ソロさえ良かったらなあとか完全にネガティブな方向へいってしまいます。
現に言われた当初はすごく落ち込みました。
すぐに次!次!と切り替えられる人なら良かったのですが、あいにく僕はかなり気にしてしまう性格。
もちろん、言われた後は楽器の調子は悪くなるしストレスは溜まるし最悪でした。
なので、受け取る言葉を変換しちゃいましょ。
相手は、言葉にしていない部分で何を思っているのか。
どんな気持ちでその言葉を選んだのか。
今回の場合は「ソロがなあ…」の一言。
僕が考えたのは
・いじめようと思っているわけじゃない
・期待を込めて言っているのかも
・そもそも期待していなかったら僕に吹かせないとか、何らかの行動をするはずなのにとっていないから、何とか吹いて欲しいと思っているはず
とこんな感じです。
言われた言葉は「ソロがなあ…」ですが、それを受け取り方を「今のソロはよくないかもしれない。でも期待してるからね」に帰るだけで、健康的に次頑張ろうと思えますよね。
相手が伝えたいことは多少違っても問題なし
もし、僕が想像した相手が伝えたいことが間違っていたらどうでしょうか。
「ソロがなあ…」という言葉も、僕に期待なんかしていなくて、ただただダメだなあしか思っていなかったとします。
でも、そんなの確かめようがないですよね?
ここで大切なことは、より良い音楽を目指しやすくすることと、自分がストレスを溜めずに健康でいられるかどうかです。
だから、指摘をきちんと受け止めることはもちろん大切だけど、受け止め方は自分で自由に選んでOK。
その方がただストレートに言葉を受け止めるよりよっぽど健康的に音楽できます。
おわりに
ぐさっとくる言葉、言われるととてもきついですよね。
特に合奏中とか、自分の周りにもたくさん人がいるなか、自分だけ責められる気持ちというのは本当にきついものがあります。
だからこそ、自分で受け取り方を変えることで、自分はストレスを受けにくくなる上に、練習もしやすくなります。
きつい言葉をそのままストレートに受け止めてしまっている人は、ぜひ受け取る言葉を変えてみてください。
それでは、今日も楽しく練習していきましょう!
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