こんにちは、石倉です。
僕は普段の演奏活動だと、ほとんどがユーフォニアムですが、実はたまーにギター演奏でも本番に立つことがあるんです。
過去には、トロンボーン奏者の方とのデュオリサイタルの演奏会をやった際に、ギター伴奏の曲を1曲やったり、幼稚園に訪問して演奏会をするときにギターを弾いたりしています。
そんなギターですが、僕が小学校5年生くらいのときに習い始めました。
きっかけは「コブクロ」へハマったこと
ギターを習った1番のきっかけ。それは歌手のコブクロにハマったことです。
当時は小学生、なかなか周りにコブクロが好きだという人はいませんでした。
正直、なぜ好きになったのかはよく覚えていないのですが、コブクロの楽曲の温かさやメロディラインがすっと頭に入ってくる感じがとても良かったんですね。
そのコブクロがギターを演奏しながら歌っている、いわゆる弾き語りというスタイルでの演奏をしていたので、もれなく僕も「同じようにできるようになりたい!」との思いからギターを習いたくなります。
クリスマスプレゼントにギターを買ってもらう
ギターが欲しいという話を散々家族にしていたため、僕が本気で欲しいことに気づいてくれたようで、クリスマスプレゼントにギターを買ってもらうことになります。
買ってもらったのはクラシックギター。
買っただけじゃ当然何も弾けません。
この頃できる楽器といえばユーフォニアムのみ。多少の楽譜の読み方は分かっても、ギターの楽譜は全く読めませんでした。
クラシックギターを習うことに
最初ある程度弾けるところまでは習いたいなとの思いから、近くのクラシックギターを習える音楽教室を探すことになります。
このとき、クラシックギターではなく、アコースティクギターを弾けるようになりたかったのですが、なんせ当時は知識が全くありません。
詳しくはもっと差があるのですが、アコースティックギターは左手でコードを押さえて右手でジャカジャカ弾くスタイル、クラシックギターはポロポロとメロディを弾く、そんなイメージです。
ちょっと想定と違うものを習い始めたわけですが、それが僕にとってはとてもラッキーで、クラシックギターの基礎から学ぶことで基礎的なギターの知識を身につけることができました。
少しずつコードが弾けるようになった
クラシック曲がある程度弾けるようになってくると、コード表を見ながら少しずつコードを覚えていくことになります。
少しずつコードを覚えると何ができるのか、そうあの憧れのコブクロの曲を弾くことができるようになるではありませんか!
小学校から中学校くらいは、コブクロを含むポップスのたくさんの歌手たちの曲を弾きました。
本格的な作曲へ
たくさんの歌手たちの曲を演奏することで、少しずつコードがどう移り変わっていくのか、いわゆるコード進行というものが気になるようになってきました。
「曲の最初と最後のコードが同じことが多いな」とか、ハ長調の場合、「Gのコードの後はCが来ることが多いな」とか。
これがなんとなく体に染み渡ったことで、少しずつ曲が書けるようになってきたんです。
なので、僕が書く曲はよく他のクラシック曲に比べてメロディが頭に残りやすいとか和声進行が石倉の曲ってわかりやすいって言われますが、ルーツがポップスから来ているせいなのかもしれません。
おわりに
当時は作曲するためでもなんでもなくただ「弾けるようになりたいから」と思って習い始めたギター。
今でこそ、それが作曲の仕事に生きたり、たまーにギター演奏の仕事もあったりするようになったけど、当時はそんなこと考えもしませんでした。
でも、音楽で1番大切な動機って、ただ「弾きたい」くらいシンプルな強い思いの方が、意外と長く続いたりするもんです。
この記事を書いていたら、いつかギターソロの曲を書いてみたくなってきました。
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