自分にかけてあげる言葉はポジティブに。それだけで楽器が吹きやすくなる!

こんにちは、石倉です。

演奏中、自分にかけてあげる言葉がありますよね?

「よし、ソロがきたぞ」「絶対外さないように」とか

もっと具体的なところだと

「ここは口の中を狭く」「息の通り道は細く」

など、いろいろあります。

そんな言葉を自分にかけてあげる時、自分にとってどの言葉が吹きやすいのか考えてみると、吹きやすさまで変わってくることが分かりました。

目次

ネガティブな言葉をポジティブな言葉に変えると、吹きやすくなる

レッスンを受けている時に、もらう言葉ってありますよね。

「もっと、強く吹いて」

「ずれないように」

「ちゃんと吹いて」

というように様々な言葉が飛び交います。

そのとき、もらった言葉をそのまま楽譜に書いていませんか?

もちろんそれでも良いのですが、少し工夫するだけでもっと吹きやすくなるかもしれません。

例えば、「ピッチが揺れないように!」と注意されたとします。

この時、そのまま「ピッチが揺れないように」と楽譜に書いてもいいのですが、他に言葉がないか探してみましょう。

「まっすぐ吹く」「息を安定させて」「遠くに届けるように」

これらの言葉だとどうでしょうか。

「ピッチが揺れないように」という言葉よりも、「遠くに届けるように」という言葉のほうが、ポジティブな感じがするし、なんだか楽しく吹くことができませんか?

「〇〇しないように」という言葉は、〇〇しているという状態が前提になってしまうので、少し体がこわばってしまう感じがします。

それに比べて、ポジティブな言葉にすると、楽に構えることができませんか?

僕は、HiAというとても高い音を、だんだんデクレッシェンドしていくフレーズがとても苦手でした。

音はなんとか出るのですが、pにならないんです。

レッスンを受け、プレスを緩めないことで楽にデクレッシェンドしていくことができたのですが、ここからが「言葉を選ぶ」ことの出番。

「プレスを緩めない」だと、緩んでいることが前提。だから、

プレスを緩めない→プレスをし続ける

に変更してみました。

すると、

自分でも不思議なのですが、「プレスを緩めない」と考えていたときよりも、「ブレスをし続ける」と考えたときのほうが、とても吹きやすかったんです。

言葉が体に及ぼす影響は、僕の無意識の部分にも影響を及ぼすんだなあと考えさせられた出来事でした。

おわりに

「言葉」はすごい力を持っています。

楽譜に書く言葉もそう。演奏の瞬間目に入るものなので、「〇〇しないように」ばっかりだと、なんだか吹きにくいですよね。

せっかくなら、ネガティブな言葉よりもポジティブな言葉を書くことで、演奏も楽しくできた方がハッピーです。

それでは、今日も楽しく練習していきましょう!

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この記事を書いた人

1999年、長野県出身。
ユーフォニアム奏者、作編曲家として活動中。

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