「完璧主義」にサヨウナラ。代わりに「ベスト」を目指そう

こんにちは、石倉です。

突然ですが、あなたは完璧主義ですか?

「自分が100点を取れるまで、頑張るやつですよね?自分を責めながら頑張るのがとても好きです!」

という方、ここで画面をそっと閉じてください。

逆に、ぜひ読んでいただきたいのは、「自分が完璧主義すぎて、物事がすぐに始められずに困っている」という、完璧主義で悩んでいる方。

僕自身、ひどい完璧主義なところがあり、かれこれずっと悩んでいました。

完璧主義は限度を超えると、自分を責めることに繋がってしまいます。

「もっとちゃんとしなくちゃ」とか、「〇〇しなきゃ」というように、自分に制限をたくさん設けていたら黄色信号。

もちろん、ある程度は完璧を目指すことも大切です。

しかし、実は本当の意味での「完璧主義」は不可能。

今回は、そんな不可能な理由を3つ紹介します。

目次

一生完璧にはならない

完璧主義の方に残念なお知らせがあります。

それは、一生完璧にはならないということ。

「え、だって自分が100点って思うまでやれば完璧なんじゃないの?」

確かに、自分が100点って思うまでやれば、完璧なように感じます。

しかし、その100点とは誰からみた100点なのでしょうか。

世の中にはいろいろな人がたくさんいますから、全員100点というのは不可能なんです。

特に音楽の場合、徒競走などと異なり、誰の目からどうみても1番というのは難しいですよね。

ということは、逆のパターンももちろんあります。

自分的には80点くらいだったけど、誰かからしたら文句のつけようのない100点!ということだってあり得るんです。

誰がどんなに頑張っても、真の100点満点にはならないこと

この事実を知っておくだけでも、気持ちは楽になります。

行動できない

完璧主義と聞くと、すぐに行動し、自分を完璧にコントロールしきってしまうようなイメージがありますが、実際は違います。

自分が100点になれると思えるまで行動できません。

例えば、楽器の練習していても、もしかしたら違うやり方の方がうまくいくかもしれないのに、今の練習が完璧にできていないからという理由で、その練習をやり続けてしまいます。

僕の場合、作曲をする時に完璧主義が出ることが多いです。

自分の中で最高と思えるようなメロディが浮かばないと、その先が書けない。

これ実はとてももったいないことなんだと、最近わかるようになりました。

というのも、いまいちかも…と思っていたメロディからなんとなく作曲を続けていたら、とても納得のいく作品になったことが何度もあるからです。

それはきっと練習でも全く同じ。

色々やってみないとわからないこと、たくさんあるはずなんです。

何より楽しくなくなる

完璧主義の1番の弊害と言っても過言ではないかもしれません。

完璧主義を貫くと、全て減点方式の採点になります。

演奏をしている最中に、脳内から

「はい、今音色悪かった、減点!」

「いま音程ちょっと微妙。減点!」

なんて聞こえてきたら、練習のやる気だってなくなります。

吹いている時に、脳内で自分にかけてあげる声かけなんて、自由です。

だったらあれができない、ここがまだダメ、ではなく、できるようになったことに注目してあげましょ。

その方がよほど健康的に練習できるし、何より練習が楽しくなります。

おわりに

自分の完璧を求めていくことは大事です。

でも、限度を超えると自分を責めすぎてしまい、辛くなったり、行動はできなくなったり、ほんとキツいですよね。

そこでおすすめの考え方。

「パーフェクト」ではなく、「ベスト」を目指す。

100点満点を出すのではなく、今できるベストを心がける。

そんな考え方が、自分をラクにしてくれるかもしれません。

それでは、今日も楽しく練習していきましょう!

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この記事を書いた人

1999年、長野県出身。
ユーフォニアム奏者、作編曲家として活動中。

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