演奏会が盛り上がるかどうかは、お客さんとどう気持ちを揃えるかにかかっていた…!

こんにちは、石倉です。

つい先日、とあるアーティストのライブに行ってきました。

僕が大ファンのコブクロのライブです。

小学生くらいの時から好きだったので、かれこれ10年以上聴いていることになります。

コブクロは、僕が音楽にハマるきっかけになった張本人と言っても過言ではないくらいです。

なんと言ってもメロディが美しくて…。

初めて聴く曲でも、どこか「懐かしい」と思えるようなスッと入ってくるメロディは、コブクロの魅力です。

ライブはとても楽しかったのですが、ふと考えてみるとクラシックのコンサートとは大きな違いがあることに気がつきました。

それは、クラシックコンサートではありえないくらい盛り上がるということです。

今回は、ポップスのライブとクラシックのコンサートの違いを書いてみたいと思います。

目次

クラシックコンサートではありえない盛り上がり

クラシックのコンサートとの1番の大きな違いは、クラシックコンサートとは比べ物にならないくらいの盛り上がりをみせることです。

もちろん、クラシックコンサートにも盛り上がる瞬間はありますよね?

アンコール前の拍手、素晴らしい演奏の後の「ブラボー」とか。

しかし、ポップスのコンサートではそんなもんじゃ済みません。

まず、それぞれ座席があるのに、歌手が登場した瞬間全員立ち上がります。

もれなく全員ですよ?

座ってる人?そんな人一人もいません。

立ち上がってすぐ手拍子が勝手に鳴り始め、みんな思い思いにリズムに乗ってます。

よくポップスのライブに行く人は当たり前と思うかもしれませんが、クラシックのコンサートしか行かない人にとってはこれ、なかなかびっくりしますよ。

お客さんの一体感

全員で掛け声をかけるような曲、ありますよね?

ポップスならよくあるし、吹奏楽の曲でもポップスをアレンジしたもので掛け声が入っている曲、あると思います。

(課題曲でも「ディスコ!」って叫ぶ曲、ありますよね!)

ポップスのライブだとあの掛け声が、とんでもなく揃います。

練習をたくさんしたわけでもないのに、ピタッと。

後ほど書きますが、もちろんお客さんのほとんどが曲を知っているというのも大きいです。

しかし、それ以上に大きいのが、その空間を楽しいものにしようという気持ちが揃っていること。

ここが揃うと強烈なパワーになります。

覚えた曲をライブで聴くということ

クラシックのコンサートに行く時って、演奏者を目当てに行くことの方が多いように感じます。

もちろん曲を目当てに行くこともあるかもしれませんが、大体の場合は「あの楽団がやるから行ってみよう」とか、「あのソリストが聞きたいから行こうかな」とか。

そのため、クラシックのコンサートでは、知らない曲を聴く。言い換えると、そこで新しい曲と出会うということもよくあります。

それがポップスだと、そのアーティストのアルバムを何回も聞き、歌詞を見なくても歌えるようになって、ライブに来る人がたくさんいました。

歌手の人が歌って!って言ってお客さんが一緒に歌うこと。
ポップスのライブだと当たり前のようにやることですが、よくよく考えると、見ず知らずの人が集まって合唱するのってすごいですよね。

ポップスのライブから学べること

ここまでポップスのライブの良さをたくさん話してきましたが、クラシックのコンサートがダメというわけでは全くありません。

どちらにも良さがあって、どちらも素敵な音楽です。

でももし、クラシックコンサートに活かせるとしたら何が活かせるか。

それは、空間をみんなで創ろうという気持ちではないでしょうか。

ポップスのライブでは、歌手がお客さんとともに会場を創ろうという思いをたくさん感じました。

もちろんお客さんも、「自分たちがライブを創る」という気持ちで挑んでいる人がたくさんいる…。だからこそ、「楽しかった」と心から思えるようなライブになるのだと思います。

ポップスステージではお客さんを絡めよう

もし、吹奏楽部でポップスステージをやるなら。

お客さんとともに盛り上げるという意識を持ってみませんか。

例えば、打楽器が叩いたリズムを、同じリズムでお客さんに拍手で返してもらうとか、拍手の大きさによって次の曲を決めるとか。お客さん自身が「参加しているんだ」と思えるようなものを作ったら、きっと楽しいですよね。

おわりに

演者もお客さんも同じステージに立って「ライブを楽しくしよう」という気持ち。

ポップスのライブから活かせることはたくさんあります。

演奏会をやるときには、ぜひ参考にしたいものですね。

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この記事を書いた人

1999年、長野県出身。
ユーフォニアム奏者、作編曲家として活動中。

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